言葉の響きを楽しむ・文字に気付く
学校で学ぶこと
幼稚園教育要領(平成29年告示)の領域「言葉」には、「生活の中で言葉の楽しさや美しさに気付く」「日常生活の中で,文字などで伝える楽しさを味わう」という内容があり、文字については「文字に対する興味や関心をもつようにすること」とされています。解説は、文字を「生活と切り離した形で覚え込ませる画一的な指導ではなく」、一人一人の興味に合わせて、遊びなどの中で読んだり書いたりする楽しさを感じる経験を重ねることが大切だとしています。「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」は到達すべき目標ではないと明記されています。
家庭でできること
- しりとり。続かないときは「『り』で始まるもの、なにがある?」と大人が手伝う
- 名前や看板、お菓子の袋から、知っている字を探す
- 手紙ごっこ。絵や印だけの手紙でも、届けるやりとりを楽しむ
声かけの例
- 「『りんご』のおしまいの音はなあに?」
- 書き間違いを直すより先に、「なんて書いたの?」と中身を聞く
研究・専門資料からわかること
しりとりをひとりで続けるには、言葉の最後の音を取り出し、その音で始まる言葉を探す力(音韻意識)が要ることが示されています。1996年に大阪市内の私立幼稚園の年少・年中児55名を調べた実験では、しりとり・音韻意識・文字の読みの間に密接な関係がみられました。ひとりでは続けられない子も、大人の手助けがあれば遊びに参加できたと報告されています。しりとりの練習で文字が読めるようになるかを確かめた研究ではありません。
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