1年生・2年生で習う漢字の一覧|80字・160字と家での覚え方

1年生で習う漢字は80字、2年生で習う漢字は160字です。小学校学習指導要領(平成29年告示)の別表「学年別漢字配当表」で、学年ごとに決まっています。この記事では、その表のとおりに1・2年の漢字を載せ、学校でどう進むのか、家で何ができるのかをまとめます。

1年生で習う漢字(80字)

一 右 雨 円 王 音 下 火 花 貝
学 気 九 休 玉 金 空 月 犬 見
五 口 校 左 三 山 子 四 糸 字
耳 七 車 手 十 出 女 小 上 森
人 水 正 生 青 夕 石 赤 千 川
先 早 草 足 村 大 男 竹 中 虫
町 天 田 土 二 日 入 年 白 八
百 文 木 本 名 目 立 力 林 六

並びは学習指導要領の表と同じで、学校で習う順番とは限りません。1年生は、この80字を読めるようにし、書くことは少しずつ進めます(下の「読むのが先、書くのは2年かけて」で説明します)。

2年生で習う漢字(160字)

引 羽 雲 園 遠 何 科 夏 家 歌
画 回 会 海 絵 外 角 楽 活 間
丸 岩 顔 汽 記 帰 弓 牛 魚 京
強 教 近 兄 形 計 元 言 原 戸
古 午 後 語 工 公 広 交 光 考
行 高 黄 合 谷 国 黒 今 才 細
作 算 止 市 矢 姉 思 紙 寺 自
時 室 社 弱 首 秋 週 春 書 少
場 色 食 心 新 親 図 数 西 声
星 晴 切 雪 船 線 前 組 走 多
太 体 台 地 池 知 茶 昼 長 鳥
朝 直 通 弟 店 点 電 刀 冬 当
東 答 頭 同 道 読 内 南 肉 馬
売 買 麦 半 番 父 風 分 聞 米
歩 母 方 北 毎 妹 万 明 鳴 毛
門 夜 野 友 用 曜 来 里 理 話

2年生は、この160字に加えて1年の80字も読み、1年の80字を書いて文や文章の中で使います。2年の160字は、少しずつ書いて使います。

この一覧は、文部科学省の「学年別漢字配当表」(学習指導要領の別表)の字と、同じく文部科学省の「音訓の小・中・高等学校段階別割り振り表」で第1・第2学年とされている字を突き合わせ、1年80字・2年160字に過不足や重複がないことを確かめています(2026年10月23日)。

読むのが先、書くのは2年かけて

学習指導要領は、1・2年の漢字を次のように示しています。

  • 1年:1年の漢字を読み、漸次(少しずつ)書き、文や文章の中で使う
  • 2年:2年までの漢字を読む。1年の漢字を書いて文や文章の中で使い、2年の漢字は少しずつ書いて使う

学習指導要領の解説は、その理由を「書きの方が習得に時間がかかるという実態を考慮し,書きの指導は2学年間という時間をかけて,確実に書き,使えるようにする」と説明しています。1年の漢字についても、「第2学年の終わりまでに文や文章の中で使うことができるよう,2学年間にわたって確実に定着させていくことが大切」としています。1年生のうちに80字すべてを書けなくても、2年間で積み重ねていく前提で組まれています。

読むことについて、解説は1年で「漢字単独の読みだけではなく,文や文章の中で漢字を読むことも大切にして,文脈の中での意味と結び付けていくようにする」としています。一字ずつ読めるかだけでなく、文の中で読めることも大切にされています。

学年の区切りには幅もあります。学習指導要領は、学年ごとの漢字を必要に応じて前後の学年で指導することもできるとし、後の学年の漢字は振り仮名を付けるなどして示すことができるとしています。解説は例として、2年で「昔話」「家族」のように3年の漢字(昔・族)を含む言葉を、振り仮名を付けて示すことを挙げています。まだ習っていない漢字が振り仮名つきで教材に出てきても、学習指導要領が認めている示し方です。

教科書では、1年の9月ごろから

小学校の国語の教科書を出している3社(光村図書・東京書籍・教育出版)の1年の年間指導計画では、最初の漢字の単元は9月に置かれています(光村図書「かずと かんじ」、東京書籍「かんじのはなし」、教育出版「かん字の はじまり」など)。その前の4〜7月には、ひらがなを書く単元や、小さい字・のばす音・「は・へ・を」の単元があります。扱う時期は学校によって異なります。

1年の春は、ひらがなの学習が中心です。50音表と、ひらがなをなぞって書くプリント(年長〜小1向け)はひらがなを書こう(あいうえお表つき)にあります。

家でできること:読む・見つける・使う

学校の進め方(読むのが先、文の中で使う、書くのは少しずつ)に合わせると、家では次のような関わり方ができます。覚える速さや定着を約束するものではありません。子どもの様子に合わせて、できるものだけで構いません。

読む:習った字を、文の中で

  • 教科書の音読や絵本で習った漢字が出てきたら、「この字、学校で習ったね」と声をかける
  • 子どもに「なんて書いてある?」と読んでもらう。読めなかったら、親が読んで聞かせて終わりにする

見つける:身の回りの漢字

カレンダー、時計、看板、お店のチラシには、1・2年で習う漢字がよく出てきます。たとえば次の字は1・2年で習います(分け方は編集部によるもので、学校の単元とは関係ありません)。

  • カレンダー
    • 1年:日 月 火 水 木 金 土 年
    • 2年:曜 週 毎 今
  • 時計・時間
    • 1年:夕
    • 2年:時 分 午 前 後 朝 昼 夜
  • 季節
    • 2年:春 夏 秋 冬
  • 数
    • 1年:一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 百 千
    • 2年:万
  • 家族・人
    • 1年:人 子 男 女
    • 2年:父 母 兄 姉 弟 妹 親 友
  • 色
    • 1年:白 赤 青
    • 2年:黄 黒 茶 色
  • 体
    • 1年:目 口 耳 手 足
    • 2年:顔 頭 首 毛 体

解説は、1年の漢字には「象形文字や指事文字が多く含まれている」とし、字の形と実物や絵を結び付ける指導の工夫を挙げています。家でも、「山」「川」「木」などの字を実際の景色や写真と並べて、形の似ているところを話してみることができます。

使う:書くのは少しずつ、メモや予定で

  • 1回に書く字は少なくして、短い時間で終える
  • 習った字を、買い物メモ、週末の予定、日記などに使ってみる。学習指導要領が示す「文や文章の中で使う」場面を、家の中につくる方法です
  • 書けない字があっても、その場で何度も書き直させず、教科書やノートの手本と並べて見る

書き順・とめ・はねは、どこまで見る?

学習指導要領は、1・2年の書写で「点画の書き方や文字の形に注意しながら,筆順に従って丁寧に書くこと」を挙げています。解説によると、点画の書き方とは、書き始めから終わり(とめ、はね、はらい)までの筆記具の運び方のことです。

書き順:解説は、筆順を「文字を書き進める際の合理的な順序が習慣化したもの」とし、学校で指導する筆順は「上から下へ」「左から右へ」「横から縦へ」といった、原則として一般に通用している常識的なものだとしています。家で書き順に迷ったら、子どもが使っている教科書の書き順に合わせ、「学校ではどう書いた?」と子どもに聞いてみます。

とめ・はね:学校の漢字の指導では、学年別漢字配当表に示す字体を標準とします(学習指導要領)。一方、文化審議会国語分科会の「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)」(平成28年)は、「字の細部に違いがあっても,その漢字の骨組みが同じであれば,誤っているとはみなされない」としています。1年で習う「木」についても、「「木」や「きへん」は,はねて書かれていても誤りではありません」と例に挙げています。解説も、字体は骨組みであり、実際に書かれた字の形は一定ではないという考え方を紹介したうえで、子どもの書く字を評価するときは「正しい字体であることを前提とした上で,柔軟に評価することが望ましい」とし、あわせて「指導の場面や状況に応じて一定の字形を元に学習や評価が行われる場合もある」と書いています。

家で丸つけをするときは、とめ・はねの細かな違いを毎回直すより、字の形が手本と大きく違っていないかを一緒に見る、という見方ができます。学校のテストや宿題でとめ・はねをどう扱うかは、担任の先生の指導に合わせてください。

よくある質問

入学前に漢字を練習しておいたほうがいい?

幼稚園教育要領は、文字について「文字に対する興味や関心をもつようにすること」などを挙げていますが、漢字の読み書きについては書かれていません。小学校では、1年の80字を1年で読めるようにし、書くことは2年かけて積み重ねます。年長のうちは、子どもが漢字に興味を持ったときに読んで聞かせたり、名前の字を一緒に見たりするところから始められます。

1年生の漢字が書けないと、2年生で困る?

学習指導要領では、1年の漢字を書いて文や文章の中で使うことは、2年の内容です。解説は、1年の漢字を2年の終わりまでに文や文章の中で使えるよう、2年間かけて定着させていくとしています。書けない字が多いときは、まず読めるかを確かめ、読める字からメモや日記で使う機会をつくる方法があります。

教材やドリルを使うなら

このサイトでは、通信教材や市販ドリルの漢字の扱い(字の出てくる順番や書き順の示し方)を、教材ごとには確認できていません。漢字ドリルを選ぶときに見るところは、市販ドリル・ワークの選び方の「1年生の漢字ドリルを選ぶとき」にまとめています。通信教材も含めて比べるときは教材比較を見てください。

1・2年の国語で習うこと全体(ひらがな・カタカナ、音読、作文など)は、国語で習うことにまとめています。

出典