大きな数に親しむ|小1「2位数」から小2「4位数」まで、家庭でできる数の見方
20までは数えられるのに、「43」と「34」を混同する。100を超えると数え方が怪しくなる。1年生の後半から2年生にかけて、家庭でよく見る場面です。原因は一つとは限りませんが、**「10のまとまりがいくつと、ばらがいくつ」**に分けて確かめる方法があります。
学校での扱い
学習指導要領(平成29年告示)では、数の表し方を次のように扱います。
- 小学1年(A数と計算):「2位数の表し方について理解すること」「簡単な場合について、3位数の表し方を知ること」「数を、十を単位としてみること」
- 小学2年(A数と計算):「4位数までについて、十進位取り記数法による数の表し方及び数の大小や順序について理解すること」「数を十や百を単位としてみるなど、数の相対的な大きさについて理解すること」。内容の取扱いでは1万も扱うとされています
1年生で「10のまとまり」、2年生で「100のまとまり、1000のまとまり」へ広がります。
遊び1:10のまとまりを作る(小1)
- おはじき50個を、10個ずつ袋やカップに分ける。「10の袋が3つと、ばらが4つで34」
- 卵パックを10のまとまりとして使う。「パック2つとばら5個で25」
- 「43」を作るとき、「10の袋が4つ、ばらが3つ」と声に出す。「34」との違いが、袋の数の違いとして見えます
遊び2:お金(小1〜小2)
10円玉と1円玉は、位取りそのものです。
- 「10円玉3枚と1円玉7枚でいくら?」
- 「37円を、10円玉と1円玉で作って」
- 2年生では100円玉を加えて、「100円玉2枚、10円玉4枚、1円玉6枚で246円」
実際のお金でなくても、紙に書いたコインで十分です。
遊び3:カレンダーと数の並び(小1)
カレンダーは1〜31が縦横に並んだ数の表です。
- 「15の下は?」(22)。「1つ下は10大きい」に気づきます
- 「28の左は?」(27)
- 100までの数の表(10×10のマス)があると、「10大きい」「1小さい」が位置で見えます
遊び4:位取りカード(小2)
「100」「20」「6」のカードを重ねて「126」を作る遊びです。厚紙に書いて作れます。
- 「126」を「100と20と6」に分ける
- 「1000と300と50と2」を重ねて「1352」
- 「1300は、100がいくつ?」(13個)。「数を十や百を単位としてみる」見方です
声かけ
- 「いくつ?」より「10のまとまりがいくつ?」と聞く
- 大きな数を読み間違えても、まとまりで作り直せば直ります。説明で直さない
- 日常の大きな数(値段、ページ数、歩数)を一緒に読む。読めなくても「1000より大きい?」で十分
やらなくていいこと
- 年長で100まで数えさせること。数の並びを言えることと、まとまりで見えることは別です
- 大きな数の計算ドリルを急ぐこと。2年生の筆算は、まとまりの見方があれば入ります
学年ごとの見通しは、算数で習うことの「数と計算」を参照してください。10の合成・分解は、10の合成・分解を遊びでに別にまとめています。