時計の読み方の教え方|1年生「何時」から2年生「時間の単位」まで
時計は、ドリルより生活の中で身につきやすい単元だと編集部は考えています。理由は単純で、「あと何分で出発」「7時になったらお風呂」と、毎日何度も本物の時計を見る場面があるからです。この記事は、学校での扱いの順番に合わせて、家庭でどこまでやるかを整理したものです。
1年生・2年生で習う順番
学習指導要領(平成29年告示)では、時計に関する内容は次のように分かれています。
- 小学1年(C測定):「日常生活の中で時刻を読むこと」。時刻の読み方を用いて、時刻と日常生活を関連付けること
- 小学2年(C測定):「日、時、分について知り、それらの関係を理解すること」。時間の単位に着目し、時刻や時間を日常生活に生かすこと
1年生は「読む」、2年生は「時間の長さと単位」です。年長〜小1で家庭がやるのは「読む」の手前と「読む」までで十分です。扱う時期は教科書会社や学校で異なります。
段階1:「何時」だけ(年長〜小1)
- 家にアナログ時計を1つ置く。デジタルだけだと針の位置と時刻が結びつきません
- 「短い針が7のところに来たら7時」。長い針は無視して、ちょうどの時刻だけ
- 生活の予定と結びつける。「7時になったらごはん」「3時はおやつ」
「何時」が読めると、生活の予定と時刻を結び付ける練習になります。
段階2:「何時半」(小1)
- 長い針が6に来たら「半」。「短い針が7と8の間で、長い針が6」を一緒に確かめる
- 「7時半に出るよ」のように、半を使う予定を増やす
段階3:「何分」(小1後半〜小2)
- 長い針の目盛りを「5、10、15…」と5とびで数える。5とびの数え方が先に必要です
- 「7時20分」のように、時と分を分けて読む
- ここで急がない。「何時」と「何時半」が生活の中で使えていれば、分は学校で扱うときに入ります
段階4:時間の長さ(小2)
「7時から7時30分までは30分」「1時間は60分」「1日は24時間」。2年生で「日、時、分の関係」を扱います。家庭では「あと何分?」「何時間寝た?」を会話にするだけで十分です。
家での教え方の工夫
- 針が動く時計:おもちゃの時計より、実際に動く安い掛け時計のほうが役に立ちます
- 予定を時刻で言う:「もうすぐ」ではなく「7時に」と言い換える
- 子どもに聞く:「今、何時?」を1日1回。答えられなくても、一緒に針を見る
やらなくていいこと
- 時計のドリルを年長から毎日やること
- 「分」を早く読めるようにすること
- 読めないことを叱ること。読めないときは、一緒に時計を見ます
時計が算数の中でどこに位置づくかは、算数で習うことの小学1年・小学2年「測定」を参照してください。
入学前の時計との付き合い方(生活の中で時計を見て動く)は、入学準備の勉強はどこまで?にもまとめています。